辻修司

「生涯現役」は当たり前
めざすのは、「生涯進化」する働き方

資材部

辻 Tsuji

多数の取引先を把握し、その情報は「ネットより早くて確実」と頼られる存在。愛用のタイプライターとともに一生現役をめざす。

辻修司

必要な部品を必要な日までに
多数の取引先から調達

資材部の仕事は、ものづくりのスタートとなる重要な仕事です。資材がそろわなければ何も始まりません。それも、単に必要な部品を集めればいいというものではなく、ものづくりには必ず「納期」というものがあります。スケジュール通りに製造にかかれるよう、納期によっては通常10日かかるところを2日で集めなければいけないということも。
そんな時は力の見せ所です。口では「そんなん無理や!」と言いながら、「絶対、間に合わせてやるぞ」と。私の頭の中には多数の取引先と扱う部品がすべて入っているので、問屋や代理店、それでも無理ならその先のメーカーへ、あらゆる手段を使って部品をそろえるのです。
どんなに大変でも、自分だけが大変なのではなく、ものづくりは関わる人みんなが全力で臨む力の集結。資材を無事に製造部に渡すことができたら、心底ホッとしますね。

経験だけに頼るのではなく 自分を常に進化させていく

経験だけに頼るのではなく
自分を常に進化させていく

会社は今、新しい縁がどんどん生まれていて、新製品を積極的に開発するなど、これまでになく進化している時期です。昔はアナログだった機械もデジタルに移行し、当然扱う部品も変化しているので、自分の知識も常にアップデートしていかなければなりません。資材部は経験がものをいう仕事ですが、時代に合わせて新しいことを学ぶ姿勢も大切ですね。
今はネットで簡単に情報収集や勉強ができますが、「取引先の繁忙期」や「今の仕事の状況」といったネットでは得られない生の情報も、いざという時に役立ちます。そこまで把握しておくと、適切なところに適切なタイミングで交渉ができる。困ったときに助けてくれるのは、やはり取引先や外注先の人。人のつながりも大切です。今は、新しい外注先を探していて、毎日そのことで頭の中がいっぱいです(笑)。

定年退職のない社風
生涯、第一線で働き続ける

友人に話すと驚かれることが多いのですが、テックス理研には、「定年退職」の感覚がありません。世間の働き方改革よりずっと前から「一生現役」が普通に根づいているのです。年齢は関係なく、仕事ができる限りは第一線で働くのが当たり前。社長からは、「(ずっと働けるように)健康に気をつけて」といつも言われています。いつまでも自分の力を必要としてもらえるのは嬉しいことですね。ただ、数年前に運転はやめていて、先日、運転免許を返納してきました。
休日は、孫と遊ぶのも楽しみですが、大阪南港の見本市に行って最新の技術情報を仕入れたり、新しい部品を自分の目で見て学ぶ時間も大切にしています。求められる限りはまだまだ自分を進化させ、新しいことにも挑戦していきたいと思っています。

Point

#生涯現役 #生涯第一線