小西伸彦

最初から最後まで、
製品づくりに携われるのが醍醐味

開発設計職

小西 Konishi

「ユーザーファースト」の視点で現場のどんな課題も技術力で解決する、入社27年のベテラン技術者。趣味は会社の屋上でのベランダ菜園。

構想から具現化までが テックス理研の技術者の仕事

構想から具現化までが
テックス理研の技術者の仕事

テックス理研に就職したのはもう27年も前。30代の頃でした。技術の経験が活かせて家の近くで働ける職場を探していたんです。ある日、新聞の求人広告でテックス理研の社員募集を見つけて、「非破壊検査装置」の経験はないし難しそうだけれど、家から近いのでとりあえず受けてみようと(笑)。
ものづくりはずっと好きで、学生時代から技術者をめざして勉強をしていました。いろんな会社で経験を積んできましたが、テックス理研に入って一番嬉しかったのは「一から作れること」です。製品の一部を作るのではなく、「何をどう作るか」を考えるところから始まって、完成した製品を顧客に納品するまで、最初から最後までその製品の「面倒を見る」ことができる。分業の多い大手ではなかなか味わうことができない仕事の醍醐味ですね。

「任せてもらえる社風」を楽しめば 仕事の苦労も喜びに変わる

「任せてもらえる社風」を楽しめば
仕事の苦労も喜びに変わる

入社してしばらくして、「組み込みソフトウェアをやってみないか」いう話がありました。「組み込みソフトウェア」については少し勉強したことがある程度でしたが、「ほかに詳しい人がいないなら自分がやろう」という気持ちで引き受け、2、3ヶ月、その仕事に没頭しました。当時はネットがないので頼れる情報源は本のみ。図書館に通って専門書で調べては実際に手を動かし、試行錯誤しながら没頭して気がつけば深夜ということもありました。任せてもらえる嬉しさと、仕事に没頭する楽しさと、少し追い詰められるような感じが入り混じった、なんともいえないやりがいを感じていましたね。
テックス理研は昔から海外の仕事も多かったので、早くから中国での仕事にも携わりました。私は当時、海外旅行さえ行ったことがなかったのに、自分の中で「いつか技術者として世界を飛び回るんだ!」みたいな野心があって。夢が叶って本当に誇らしい気持ちでした。
入社以来、夢中になって仕事をしてきました。テックス理研の仕事は任されることが大きい分、大変なこともすごく多いのですが、それが喜びに変わるからやめられないんです。

テックス理研の技術力を、次世代につないでいきたい

技術は止まることなく進化しているので、技術者は常に新しいものを見て、情報を取り入れていくことが大切です。常にネットや展示会、図書館にある専門書などで最新情報を仕入れ、同時に過去の情報も知っておく必要があります。いくら経験を積んでも勉強、勉強です。
しかし、テックス理研の仕事は、新しい知識を得て新しいチャレンジをすると、それが即、製品になるという楽しさがついてきます。社内に「研究開発機関」を持たず、お客様のニーズに応じてその都度現場の技術者たちが自ら開発して製品にしてしまう。すべてが実践、本番です。必ず実用化しないといけない状況なので、新しい提案をしてしまうと後の苦労にもつながるのですが、実際にそれが商品として喜ばれ、売れるとなると本当に嬉しく、やりがいを感じます。
今後は、後輩の技術者を育てるのも私の任務のひとつになると思います。自分が培ってきた技術はもちろん、試行錯誤した末に実現するこの仕事の醍醐味も伝えていきたいですね。だから、後輩の技術者が間違っていることをしていても、あえて指摘しないこともあるんですよ。「自分で一度やってみる」ことが何より大事ですから(笑)。

Point

#熟練技術者 #プロフェッショナル #プロの流儀 #技術の継承 #屋上で野菜を育てています